文字組のきほん
文字組みにはいくつかの基本があります。文字の大きさや、文字の大きさに対しての行送りの量、マージンのとりかたなど様々です。
文字組みにはいくつかの基本があります。文字の大きさや、文字の大きさに対しての行送りの量、マージンのとりかたなど様々です。
メニュータブのデザインを選択し、デザインリボンを表示させる。
フォントをクリックし、プルダウンメニューを表示させる。この時点で、デフォルトで用意されたフォントパターンが選択できる。
自分でフォントパターンを追加するには、 フォントプルダウンメニューの一番下、フォントのカスタマイズからおこなう。
フォントのカスタマイズをクリックすると新しいテーマのフォント パターンの追加ウィンドウが表示される。ここから英数字のフォントと、日本語用フォントそれぞれを指定することができる。さらに、見出し用フォント、本文用フォントについてもしていすることが可能。フォントパターンはMicrosoft Officeアプリケーション間で共有される。
段落メニューから段落ウィンドウをひらく。段落ウィンドウではインデントや行間隔、体裁などについて設定することができる。
間隔の項目から、段落の前に挿入される空間、段落の後に挿入される空間、行の間隔を指定することができる。単位はptでも行指定でも可能である。
使用するフォントにOpenTypeFontを指定した場合、1ページの行数を指定時に文字を行グリット線に合わせるのチェックを外しておくと、妙な行間隔にならないですむ。そもそもMicrosoft WordでOpenTypeFontを使うべきでない。さまざまなバグを踏むことになる。
フォントサイズを10.5pt
としたとき、レポートとして適切な行間は18pt
程度である。行間を固定値にし、18pt
に指定しても良いが、見出しなどで想定されたポイントサイズ以外を指定すると崩れてしまうため、倍数を1.5
に設定するとよい。
OpenTypeFontを利用した場合は0.7
くらいに設定するとよい。
パラグラフ同士の間隔も考える必要がある。通常は2行程度あけるくらいがよいので、18ptか24ptを間隔として設定。間隔はパラグラフの下に設けるのが簡単でよい。
PowerPointでの適用も基本はWordと同じです。ここでは設定画面の呼び出しかたを説明します。
表示リボンからスライドマスターをひらく。スライドマスターからスライドのテンプレートを編集することができる。
フォントのプルダウンメニューを開く。ここからはWordと同じように設定することができる。
スライドマスターを開く。
ホームリボンを表示すると、段落を設定する項目がある。段落項目の右下アイコンをクリックして段落ウィンドウを表示させる。
段落ウィンドウではインデントと間隔を設定することができる。間隔では段落ごとの間隔と行間を設定できる。段落ごとに10pt
、行間を1.25
倍に設定した。
コンピューター上で文字の形を記録するファイル。拡張子は*.otf
か、まれに*.ttf
。OTFは比較的新しい規格のファイルで、複数のウェイト(文字の太さ)を保存したり、合字などについてのルールも保存することができる。また、漢字文化圏での字形の違いや、日本で使われる異字体(斎と齋など)をうまく扱えるようになっている。Windowsでは対応が遅れている(気がする)。
OTFより前から存在するフォントファイル。拡張子は*.ttf
合字などについてのルールが含まれておらず、フォントを扱うソフトウェア上で解決する必要がある。
各々の文字のこと。OTFやTTFはグリフの集合として見ることができる。
グリフと文字コードを結びつける規格。フォントはたいていCID(Character ID)という仕組み(表)によって管理されている。「あ」という文字はCID 843
であり、UTF-8ではU+3042
である。これらを結びつける働きをしている。収録文字数によってAdobe-Japan1-3からAdobe-Japan1-6まで存在する。